環境性にかかわる動向を解説します.
カーボンマネジメント
カーボンリサイクルを含むカーボンマネジメントの行政方針と2024年の状況.
日本のエネルギ
今月,経済産業省省エネルギー庁は日本のエネルギー:エネルギーの今を知る10の質問の2021年版を公表しました.この日本のエネルギーは,10の視点から年間のエネルギー統計を端的に示しており,日本の今を述べる際に便利な資料です.10の視点はそ...
炭素賦課金
炭素税や排出権取引に代表されるカーボンプライシングですが,導入時期など我が国での制度設計に進展がありました. 経済産業省,クリーンエネルギー戦略検討合同会合事務局は2022/12/14,”GXを実現するための政策イニシアティブの具体...
CO2排出係数
多くの企業のCSR報告でGHGサプライチェーン排出量が示されるなど,様々なシーンでCO2排出量を求める機会が増えている印象です.CO2排出量は,エネルギの使用量(MJ)にCO2排出係数(t-CO2/MJ)を乗じて算出されますが,都度,エネ...
モビリティでの電動パワーソース
先月,軽自動車カテゴリのEV,日産サクラ/三菱eKクロスEVが発売されました.ライトデューティモビリティから電動化が進む,の王道が体現されたエポックメイキングな出来事と感じます.また,7/21には中国BYD車のEVが日本市場に参入と報道さ...
グリーントランスフォーメーション:GX
ボストンコンサルティンググループが発表しているサステナブルな社会の実現に関する消費者意識調査結果によれば,脱炭素あるいはカーボンニュートラルの認知は80%にも及ぶようです.他方では最近,グリーントランスフォーメーション:GXという単語を目...
燃料アンモニア
アンモニアは炭素原子を含まぬ物質で,燃焼時にCO2を排出しないため,カーボンニュートラル社会での燃料として積極的な利用が期待されています.本ページでは,燃料としてのアンモニアの概要と動向を説明します. アンモニアの製造方法は次の図の...
Fit for 55
2021年07月14日に欧州委員会は,2030年までの温室効果ガス55%削減(1990年比)に資する提案群を発表しました.これらの提案は,欧州連合が既に施行している政策と法律に基づいていて,European Green Dealを脱炭素化...
合成燃料
カーボンニュートラル社会に向けて脱炭素化の必要性が様々な場面で謳われるなか,CO2排出係数が低い合成燃料の社会実装が期待されています.その単語からは,人工的に合成された燃料となりえる物質は合成燃料に該当するよう想像できますが定義化がなされ...
Net Zero by 2050
2021年5月,IEAは2050年でのGHG排出ネットゼロへのバックキャストであるNet Zero by 2050を発表しました.本ページではNet Zero by 2050の概要を説明します. およそ30年先の2050年のフォーキ...